腰椎後方除圧術とは
腰椎後方除圧術は、腰椎(腰の骨)の後方からアプローチし、神経を圧迫している骨や靭帯の一部を取り除いて、脊髄や神経根の圧迫を和らげる手術です。主に腰部脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアなど、腰や足に痛み・しびれを生じる病気に対して行われます。
手術の目的
- 神経の圧迫を取り除き、腰や足の痛み・しびれを軽減する
- 歩行距離を延ばし、日常生活の質を改善する
- 将来的な神経障害の進行を予防する
手術方法
- 腰の後方を小さく切開します
- 神経を圧迫している骨(椎弓の一部)や靭帯を切除します
- 神経の通り道を広げて、圧迫を解除します
手術時間・入院期間
- 手術時間:1〜3時間程度(症例によって異なります)
- 入院期間:1〜2週間程度
術後の経過
- 数日で歩行練習を開始します
- 術後しばらくは腰への負担を避ける生活指導があります
- 多くの方は徐々に痛みやしびれの改善を実感されます
合併症について
どの手術にもリスクはあります。腰椎後方除圧術では以下のような合併症の可能性があります。
- 創部感染
- 出血や血腫
- 神経損傷によるしびれや筋力低下
- 再狭窄や不安定性
十分な説明を行い、リスクを最小限に抑えるよう対応しています。
まとめ
腰椎後方除圧術は、腰や足の強い痛み・しびれでお困りの方に対して有効な治療法です。患者さん一人ひとりの症状に合わせ、最適な治療方法を提案いたします。