整形外科|なごやひがし整形外科 脊椎クリニック|東郷町の整形外科|手術室完備

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整形外科

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整形外科

骨の模型を持って説明する医者

整形外科では、骨、関節、靭帯、軟骨の4つから構成される骨格系、その周りにある筋肉、そしてそれらを司る神経系からなる運動器の外傷や加齢性変化などによる機能障害を診断、治療を行っております。
運動器の機能障害による痛み、しびれなどの症状が生じると、日常生活動作にまで影響を及ぼし、生活の質が低下していくことを避けるために治療のみでなく予防にも努めることが大事です。

整形外科でよくみられる症状と疾患

脊椎

1)首・背中の痛み

これらの痛みは、主に“筋肉や関節から生じる痛み”と“神経から生じる痛み”があります。“筋肉や関節から生じる痛み”は、筋肉の緊張が高くなったり、関節の動きが低下したりすることで血液の循環が悪くなると生じたりします。また、加齢性変化などで背骨の配列が変わったり、不安定性を伴うようになっても生じたりします。“神経から生じる痛み”は「頚椎椎間板ヘルニア」などの疾患により、神経が障害されて生じます。

首から腕・手にかけてのしびれが生じたり、力が入らなくなった際、またボタンを留めたり、箸を使ったりなどの細かい作業がしにくくなった際には、神経の障害をきたす疾患が疑われるために受診をお勧めします。

主な疾患
  • 頚椎椎間板ヘルニア
  • 頚椎症性脊髄症、頚椎性神経根症
  • 後縦靭帯骨化症、黄色靭帯骨化症

2)腰の痛み

腰の痛みについては様々な原因があります。腰の痛みに伴って脚の痛みやしびれを感じたり、力が入りづらいなどの症状を認めた際には腰を含めた背骨あたりにて神経が障害されている可能性があります。早い段階で正しい診断、治療を行うことで症状の悪化を防ぐこともできますので受診をお勧めします。また、別の重大な疾患が腰痛をきっかけとして診断されることもありますので、ご相談頂ければ良いかと思います。

主な疾患
  • 腰椎椎間板ヘルニア
  • 腰部脊柱管狭窄症
  • 腰椎すべり症、分離症
  • 脊椎側弯症
  • 骨粗鬆症性椎体骨折

関節

1)脚の付け根の痛み

脚の付け根の関節を股関節といいます。関節は弾力のある軟骨という組織が滑らかに動く手助けをしていますが、この軟骨は歳を重ねたり、何らかの障害などですり減ってくると股関節を動かせる範囲が狭まったり、痛みが生じたりして日常生活に障害をもたらします。
また、股関節以外の原因(腰椎椎間板ヘルニアなど)が脚の付け根の痛みを生じさせることもありますので、症状が認められた際には受診をお勧めします。

主な疾患
  • 変形性股関節症
  • 大腿骨頭壊死症
  • 関節リウマチ
変形性股関節症

股関節の軟骨がすり減り、骨同士が擦れることで、立ち上がりや歩き始めに脚の付け根に痛みを感じます。足の爪切りがやりにくくなったり、靴下が履きにくくなったり、和式トイレ使用や正座が困難になります。また長い時間立ったり歩いたりすることがつらくなりますので、台所仕事などの主婦労働に支障を来たします。階段や車・バスの乗り降りも手すりが必要になります。投薬やリハビリなどの保存治療を行いますが、症状による日常生活の障害が大きい際には手術治療を検討します。

2)膝の痛み

膝は大腿骨(太ももの骨)、脛骨(すねの骨)、膝蓋骨(膝の皿)の3つの骨で関節が作られています。また、関節内には半月板という組織があります。骨同士は靭帯によって繋がれており、その周りにはたくさんの筋肉が覆うことで曲げたり伸ばしたりの運動が可能となっています。これらの組織が損傷すると痛みや違和感などの症状を生じます。症状を感じた際には受診をお勧めします。

主な疾患
  • 変形性膝関節症
  • 半月板損傷
  • 靭帯損傷
  • 大腿骨顆部骨壊死
変形性膝関節症

当院の治療法はコチラをクリックCoolief®によるラジオ波焼灼療法

関節軟骨が年齢とともに弾力性を失い、使い過ぎによりすり減り、関節が変形します。主な症状は膝の痛みと水がたまることです。初期では立ち上がり、歩きはじめなど動作の開始時のみに痛み、休めば痛みがとれますが、徐々に正座や階段の昇降が困難となり、末期になると、安静時にも痛みがとれず、変形が目立ち、膝がピンと伸びず歩行が困難になります。投薬、関節内注射、リハビリなどの保存治療を行いますが、症状による日常生活の障害が大きい際には手術治療を検討します。

肩・肘・手

肩・肘・手などの上肢の関節に腫れや痛み、しびれ等が生じたり、動かしづらいと感じたりした際には、下記を含めた様々な疾患が考えられますので、受診されることをお勧めします。

主な疾患

  • 肩関節周囲炎
  • 肩腱板断裂
  • 肘部管症候群
  • 上腕骨内・外上顆炎
  • 腱鞘炎など
肩関節周囲炎(四十肩、五十肩)

40、50歳代に多く見られる肩の痛み、動きの制限により日常生活に困難をきたす病態の総称です。夜間にズキズキと疼いたり、関節が硬くなることで、腕が挙がらない・背中に手が回らないなどの症状を呈します。放っておくと自然と治っていたというエピソードも聞かれますが、早期改善に向けリハビリテーションが非常に重要です。また、いわゆる五十肩の中には、放っていては治らない“腱板断裂”が隠れていることもあります。

肩腱板断裂

40歳以上の男性、右肩に好発します。発症年齢のピークは60歳代です。肩の運動障害・運動痛・夜間痛を訴えますが、夜間痛で苦しまれて受診される方が多いです。運動痛はありますが、多くの患者様は肩を挙げることはできます。肩関節周囲炎との違いは、拘縮、すなわち関節の動きが固くなることが少ないことです。他には、肩を挙げる時に力が入りづらい、挙げる時にジョリジョリといったような軋轢音を認めるといったことがあります。原因の半分程度は外傷性によるものですが、残り半分ははっきりとした原因がなく、日常生活内動作で生じます。断裂型には完全断裂と不全断裂があり、若い年齢では投球などで不全断裂が生じることがあります。

上腕骨内・外上顆炎

ものをつかんで持ち上げる動作やタオルを絞る動作で痛みが出ます。肘の痛みで最も頻度が高い疾患といえます。安静やストレッチ、痛み止めや注射による消炎処置を行います。

腱鞘炎

腱鞘炎とは、骨と筋肉をつないでいる“腱”と腱を包む“腱鞘”と呼ばれる組織に摩擦が生じることによって炎症が生じる病気のことです。
代表的なものでは、手首の母指(親指)側にある腱鞘に発症する“ドケルバン病”、指の腱鞘に発症する“ばね指”などが挙げられます。腱鞘炎を発症すると、指や手首に痛みが生じるだけでなく、腱鞘が腫れて狭窄するため、腱のスムーズな動きが妨げられて手首や指の動きが悪くなることも少なくありません。また、周辺の神経を刺激することでしびれが走ることもあります。

下腿・足

下腿・足などに腫れや痛み、しびれ等が生じたり、動かしづらいと感じたりした際には、下記を含めた様々な疾患が考えられますので、受診されることをお勧めします。

主な疾患

  • シンスプリント
  • アキレス腱断裂・腓腹筋断裂
  • 足関節捻挫
  • 外反母趾
  • 扁平足:後脛骨筋腱不全、足底腱膜炎
外反母趾

足の母指(親指・母趾)「くの字」に曲がり、つけ根の関節の内側の突き出したところが痛みます。その突出部が靴に当たって炎症を起こして、ひどくなると靴を履いていなくても痛むようになります。ハイヒールや扁平足が原因とも言われます。多くは装具やリハビリテーションで治療可能ですが、変形が強くなると手術加療を要すこともあります。

扁平足:後脛骨筋腱不全、足底腱膜炎

扁平足だけでは症状はありませんが、変形が進むと、つま先立ちがしにくくなり、さらに進行すれば足が硬くなって歩行が障害されます。年齢による“後脛骨筋”腱の変性や体重の負荷によって、効率よく体重を支えるための足のアーチが低下することで生じます。アーチを支える足指の筋の強化・ストレッチや、アーチサポートの足底板を使用しアーチを上げることにより、疼痛は緩和されます。