変形性膝関節症は膝の痛みを有する方は日本で約1000万人、症状のない潜在的な方まで含めると約3000万人の方がいると言われています。従来の治療方法は、まず薬剤(内服・外用)や注射、リハビリといった保存療法を行い、悪化すれば人工関節置換術などの外科的手術療法を行うことが一般的です。
変形性膝関節症に対する新たな治療法は、Coolief®(アバノス・メディカル・ジャパン)という機器を用いてラジオ波で末梢神経を焼灼するというものであり、2023年6月に保険適応となりました。この治療法は、従来の保存療法と手術療法の間に位置づけされるものです。
外部サイト(膝痛い.jp)
Coolief®による膝関節症の治療とは、痛みを感じる神経(感覚神経)に対して、高周波(ラジオ波と呼ばれる電磁波)を流し、感覚神経を部分的に焼灼し、痛みを軽減する治療です。
変形性膝関節症による痛みが軽減する
今までの臨床試験では、治療6ヶ月の時点で、治療前よりも痛みを感じる程度が50%以上軽くなった患者さんの割合は74%にも達しております。
また、従来の保存治療の一つであるステロイド関節内注射と比べても、痛みが軽かった結果を示しており、変形性膝関節症による慢性疼痛に対して有効的な最新の治療であります。
※疼痛軽減の程度や期間については個人差があります。
火傷、けいれん、疼痛の増悪、筋収縮、感染、神経血管損傷、異常知覚、皮膚のかぶれ、発赤、皮下出血、その他などが生じる可能性があります。
まずお電話にてお問い合わせください。(052-680-8375)
術後2週、1ヶ月、2か月、3か月、6ヶ月、12か月と定期的に診察いたします。
※通院が困難な方は、術前外来時にご相談ください。